新選組と最強子供剣士
明日のお昼は稽古か。


よっしゃ、ベストタイミング。


「じゃあ、久しぶりに僕と稽古しようか」


「隊長とですか!?」


立が目をキラキラさせて僕に詰め寄る。


近い、近いよ、顔が近いよぉ!


「そ、そう。山崎さんに稽古つけてもらってたでしょう?でも、僕も立の今のコンディションを確認したいんだ」


「はい!よろしくお願いします♪」


機嫌が目に見えるほど良くなる立。


そんなに嬉しいのかな?


いつも結構きつめにしごいてるし、あんまりいい感じじゃないんだけど。


「あ、いけない。隊長、私は仕事に行ってきますので失礼したします」


「うん、頑張ってきてね」


立があわただしく廊下を去っていく。


よし、僕も仕事仕事。

























ザァーーーー


秋の風が辺りを満たす。


「悔しかったんだ。でも‥‥‥‥」


(((それと同じくらい、嬉しかった)))


少年の心は、すでに動き始めてた。


それを本人が知るのは、もう少し後のお話。










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