新選組と最強子供剣士
そして男はお茶をズズッと飲んでから言った。


「では、改めまして。私の名前はコウ。あなたを時空移動させた者の部下です」


「‥‥‥‥えっと?」


自己紹介をしてくれたコウさん。


いや、でもねぇ~うん、ちょっとね、


すごい事をサラッと言ったよね。


「えっと、本人じゃない?」


「ええ。時空移動させた者の名前はラウ。今はクロノス様に叱られていることでしょう」


「し、叱られ?」


「クロノス様は時の神です。私とラウはクロノス様の部下ですが下級の神」


「‥‥‥神、様?」


嘘は‥‥‥ついてなさそう。


え?フ、ファンタジー?え、嘘!?


「非現実的な‥‥‥」


「あなたの身に既に非現実的な事は起こっているでしょう」


「まぁそうだけど‥‥‥なんで、僕は時空移動させられちゃったの?」


「飲み込みが早くて助かります」


「まぁね。で、なんで?」


「私も詳しくは知りません。ただ、本人は
『恩返し』と言っていましたよ」


お、恩返し?


もっとわからなくなったぞ。


僕、何か感謝させられるようなことしたっけ?


「そう。で、コウさんは何で僕のことろに来たの?まさか、それを伝えるだけなんてことじゃないでしょ?」


「はい。実はラウによると、時空移動をしたのはあなただけじゃないそうですよ」


「そうなんですか?」


「ええ。それと『元の時代に帰りたいか』を聞きに参りました」


おう、そうですか。


‥‥‥‥考えてなかったな~


正直こっちの暮らしの方が楽っていうか楽しいのが事実なんだよね。


ただ、帰りたくないっていうのも別だしな~
< 94 / 416 >

この作品をシェア

pagetop