子犬物語。
畳み掛けるように問われてうつむいたまま大きく首を振る。どうにもできない気持ちのやり場に困って、それが違う形として溢れでる。
じわぁ。
涙に、なる。
ぼやけていく視界に、猫の茶色い姿も見えなくなっていく。
「なっなんだお前は」
静かに泣きはじめるメロンに、狼狽した猫が数歩後ずさる。
「泣くなっつーたろうが!」
「だ、だって、もう二度と会えないんでしょう? ひっく、ママも……みんなぼくの側からいなくなって……ひっく……ぼく、一人ぼっちになっちゃうよぉ」
涙がポロポロ毛を濡らし、玉になった涙がコロコロと毛の上を滑って、やがて滴になり大地に落ちていく。
「ふん、結局は一人でやっていかなきゃなんねぇんだ。丁度いいだろう」
甘ったれたメロンの言葉に、少しバカにしたような口調でやり返す。うなだれて泣くばかりだったメロンは涙をためた目で、猫を非難しにかかる。
「なんだよっあなたには関係ないことでしょ! 慰めてくれるならともかく、どうしてそんなに冷たいこというの!? 冷血漢‼」
「なにぃ!? 冷血漢だとぉ? お前にそんな風にいわれる筋合いはねぇぞっこの乳臭いガキがっ!」
「うっ……うううっひどいよぉっ何だよ何だよ何だよっぶえーーーーーーんっ」
声を張り上げ、鼻水はダラダラ。本格的に泣き出してしまった。こうなるともうしばらくは止まらないだろう。猫はうんざりとした顔で、
「だぁぁぁぁっうるせーっ勘弁してくれぃ!」
両手で耳を押さえその場にうずくまってしまった。
じわぁ。
涙に、なる。
ぼやけていく視界に、猫の茶色い姿も見えなくなっていく。
「なっなんだお前は」
静かに泣きはじめるメロンに、狼狽した猫が数歩後ずさる。
「泣くなっつーたろうが!」
「だ、だって、もう二度と会えないんでしょう? ひっく、ママも……みんなぼくの側からいなくなって……ひっく……ぼく、一人ぼっちになっちゃうよぉ」
涙がポロポロ毛を濡らし、玉になった涙がコロコロと毛の上を滑って、やがて滴になり大地に落ちていく。
「ふん、結局は一人でやっていかなきゃなんねぇんだ。丁度いいだろう」
甘ったれたメロンの言葉に、少しバカにしたような口調でやり返す。うなだれて泣くばかりだったメロンは涙をためた目で、猫を非難しにかかる。
「なんだよっあなたには関係ないことでしょ! 慰めてくれるならともかく、どうしてそんなに冷たいこというの!? 冷血漢‼」
「なにぃ!? 冷血漢だとぉ? お前にそんな風にいわれる筋合いはねぇぞっこの乳臭いガキがっ!」
「うっ……うううっひどいよぉっ何だよ何だよ何だよっぶえーーーーーーんっ」
声を張り上げ、鼻水はダラダラ。本格的に泣き出してしまった。こうなるともうしばらくは止まらないだろう。猫はうんざりとした顔で、
「だぁぁぁぁっうるせーっ勘弁してくれぃ!」
両手で耳を押さえその場にうずくまってしまった。