アサガオを君へ
なにそれ。
前は美味しくなかったってこと?
ジロッと私が叔父さんを睨むと、それに気付かない叔父さんは夏樹のお弁当を覗き込んだ。
「あれ?夏樹のお弁当、俺のと違う」
夏樹は少し鬱陶しそうに眉をひそめて、叔父さんをチラッと見る。
私は自分のお弁当のおかずをつつきながら言う。
「夏樹のだけ入ってるもの違うの。嫌いな食材多いから」
「心」
ビクッと体が震えた。
今まで無言を突き通していた栄治が、いきなり私を呼んだから。
じっと私を見てから、ニコッと笑った。
「飲み物ちょーだい」
笑ってる。
笑ってるのに。
何でそんなに悲しそうな顔するの?
私は隣に置いてあったペットボトルを掴んだ。
前は美味しくなかったってこと?
ジロッと私が叔父さんを睨むと、それに気付かない叔父さんは夏樹のお弁当を覗き込んだ。
「あれ?夏樹のお弁当、俺のと違う」
夏樹は少し鬱陶しそうに眉をひそめて、叔父さんをチラッと見る。
私は自分のお弁当のおかずをつつきながら言う。
「夏樹のだけ入ってるもの違うの。嫌いな食材多いから」
「心」
ビクッと体が震えた。
今まで無言を突き通していた栄治が、いきなり私を呼んだから。
じっと私を見てから、ニコッと笑った。
「飲み物ちょーだい」
笑ってる。
笑ってるのに。
何でそんなに悲しそうな顔するの?
私は隣に置いてあったペットボトルを掴んだ。