女子高生の私と不機嫌な若頭
「……寝れるから」
寝れるから?
……いつも寝てないの?
「それに、いい匂いがする」
『えっ?匂い?』
自分の匂いを嗅いだけど…特に……
なんの匂いなんだろう…
いい匂いって言ってくれるから
臭くはないんだろうと安心する
「ふっ……いいんだ」
そう言って私の頭にキスをする
『こ、これからも……ですか?』
これからずっと……?
「……あぁ……これからもだ」
そう言ってくれた涼介さん
なんだか安心した
一人にならなくていいんだ……
そんな風に思ったら眠たくなってきた
「ゆっくり休め…」
「おやすみ、杏奈……」
そう聞こえたけど、
眠気でおやすみを言えないまま
私は眠りについた