女子高生の私と不機嫌な若頭


トイレから出ると俊太郎さんが待っていた


いつになく、ニヤついている
そんな顔がムカついてしょうがない


私の肩を抱き寄せ


「ちゃんと言えたら……杏奈との約束は守る……せいぜい、頑張れよ」


そう言って歩き出した
事務所に入れば
沢山の人だかり……

俊太郎さんが入れば
その人だかりが二つに割れて
道ができた


その道の先には……
私が愛してやまない、涼介さん


いつぶり……
どのくらい経ってるのかわからない

久しぶりに見る涼介さんは
顔に幾つかの傷があって
少し痩せているようにも見えた


涼介さんの隣には、三宅さん
三宅さんも……傷が……
手には包帯らしき物も見える
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