女子高生の私と不機嫌な若頭


「杏奈がどうしたいのか、知りたい……ちゃんと……杏奈自身の気持ちだ」


私の……私自身の気持ち
そんなの、決まっている
けど……


けど……



「杏奈……そのネックレス、やっぱり似合ってるな」



涼介さんの言葉に
我慢していた涙が溢れ出した



涼介さん…
私のワガママ、聞いてくれる?


私……自分の気持ち言ってもいいの?


涼介さんを見ると涼介さんは
優しい顔で私を見ていた




『……いたい……』
『りょ……すけさん…と…いたい』

『涼介さんと……一緒に…いたいよ』


泣きながら
言葉にならない言葉で
涼介さんに訴えた
< 254 / 314 >

この作品をシェア

pagetop