女子高生の私と不機嫌な若頭
『お、おはようございます』
翔子さんの手には
保育園に行く用意を済ませた雄哉
「しょうこたん、いこー」
しょうこ……たん?
翔子さんは嬉しそうにしてる
「えぇ、いきましょう」
『え?あ、すみません。お願いします』
その後を涼介さんのお父さんが追っている
……なんなの、コレ…
眺めていたら優しい声が聞こえた
「杏奈様、驚くのも無理はありません、少しだけ状況と、岸谷家の話をさせて頂いても構いませんか?」
その人は40代くらいの男の人
柔らかな笑顔と落ち着いた話し方
けど……私の身体は少し震えていた