坂道では自転車を降りて
「飯塚の言う通りだ。今日はもう帰ろう。沼田も、巻き込んで悪かったな。」
俺達はまた歩き出した。
「彼女、最近また変わったな。」
飯塚が言った。
「そうかな。俺にはよくわからないや。」
「なんか、寂しげ。そこが、そそるけど。」
「。。。。」
寂しげか。。織田は『不安そうな顔』と言った。
「俺見ると、すっげー嬉しそうに笑って手振ってくれるぜ。可愛いぜぇ。」
飯塚は得意そうな顔でにやりと笑った。
「えっ。」
そうなのか?なんで?
「で、キョロキョロすんの。」
「?」
「ばーか。お前を捜してるんだよ。ムカつくよなぁ。」
「。。。。」
「さっさと仲直りしろよ。」
俺達はそのまま解散した。飯塚はそれ以上何も聞かなかった。聞きたくなかったのかもしれないけど、ありがたかった。