坂道では自転車を降りて

「多恵。」
俺は椅子から下りて彼女の隣に座った。
「ん?何?」
「ごめん。」
彼女が状況を理解する前に、彼女を抱き締めて、首筋のほくろに口づけていた。
「ひゃん。。どうしたの?」
「ごめん。今日は、、こうなる予感、あったんだ。」
「だから、突然あんな約束をあらてめて言い出したの?」
「うん。。でも、やっぱり少しだけ、いい?」
「いいけど。。1階にお母さんいるんだよね?」
「いるよ。だから、、その、、可愛い声、出さないでくれる。やり過ぎないようにするから。」
「そんなの、笑。。できるの?」
「約束する。」
「本当かなぁ。。」
 しょうがないなぁと言う顔で彼女は笑った。2人で顔を見合わせて微笑み合う。大丈夫だ。ちょっと確かめ合うだけだ。彼女も望んでいる。

 ゆっくりと優しく口づけた。何度も口づけて、やがて唇を開いて舌を絡めた。柔らかな唇と舌の感触がすごく気持ちいい。彼女は恥ずかしそうに、でも嬉しそうに応じてくれた。くびれたウエストや感じやすい背中に触れると、彼女はくっくっと笑った。さっきから気になっていた二の腕に触れると、やっぱりすごく柔らかかった。ふわふわだ。なんだこれ。

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