坂道では自転車を降りて
もごもご言い続ける彼女を無視して、俺は時計を確認した。もうすぐ1時だ。そろそろ教室に戻らないと。彼女の鞄が置いてある。彼女の肩を抱いて倉庫をでて、部室のソファに座らせた。並んで座って、肩を抱く。
「ここで泣くの、何度目?」「。。わかんない。」
「ここで、何回くらいキスしたかな。」「。。。。。」
「もっとエッチな事もしたよな。」「。。。。。」
「思い出した?」「うん。」
「ここで、初めて君を抱き締めた日から、俺、あまり変わってないんだ。相変わらず、君は不思議で、刺激的で、可愛くて、憎たらしくて、よくわからない。」
「。。。。。」
「いや、違うな。知れば知る程、君は不思議で、俺は君を好きになって行く一方なんだ。好きなんだよ。知ってるだろ?本当は。」
「。。。。うん。」
「君は俺の彼女。今日も明日も、明後日も。俺がそう決めた。わかった?」
「。。。。。でも。」
「大丈夫だって言ってるだろ?」
彼女はまだ不安そうな顔をしている。
「俺を信じろ。」
「。。。。。はい。」
無理矢理、返事をさせた。
「分かったら、一緒に帰ろう。」
「。。。。もう怒ってないの?」
「最初から、怒ってなんかないよ。俺だって、君が暗い顔してたら不安になるし、君に嫌われないかいつもハラハラしてる。それに、君が、、ちょっと心配なんだ。それだけだよ。」