君色ドラマチック
「お前がいないと、俺の世界の色がなくなってしまう。だから、頼む。ずっとそばに、いてください」
ぎゅっと私を抱きしめる結城の肩越しに、純白のウエディングドレスが見えた。
視界は涙でぼやけている。
けれど、乱反射する光の中、雪よりも白い白が、はっきりと見えた気がした。
まさか、同じことを思っていたなんて。
私の世界も、結城がいないだけで、とてもつまらないものになってしまう。
けれど、あなたさえいれば、この世は極彩色。
なんて綺麗なんだろう。
返事の代わりに嗚咽をこぼしながら、私は必死でうなずいた。
結城はそんな私を、いつまでも抱きしめてくれていた。