♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「…え?お母、様…。何をおっしゃって…??」
姫君は困惑した表情で王妃を見上げた。
「「……王妃、様…。」」
レティアとサティアが王妃の言葉に顔を歪ませた。
「私はカインの所へ行くわ。あなた達は逃げなさい?」
「そんな!どうして…っお母様ッ!!!」
王女が叫ぶと、王妃はにっこり微笑んだ。
「最後くらい、大好きな人と一緒に居たい。
私はこの国の王妃。
民を置いて、逃げたりなんかしない。
______レティア、サティア、カイル…。
セレルナをよろしくお願いします。
そして、自分の身を大切にしなさいね?」