新社会人の私と不機嫌な若頭


ギャルは私に気がついて
勢いよく私の所へ来た


「杏奈姐さん、お疲れ様です!……本物だ!ちょー可愛い!本物初めて見た」


ギャルは一人で興奮していた
しかも私を姐さんと呼ぶ…


「早苗」


涼介さんは彼女の名前を呼ぶ
彼女は涼介さんを見て


「いいじゃないですか!姐さんに会えるの、めちゃくちゃ楽しみにしてたんですよ!何度店に行こうと思ったことか…」


涼介さんはため息をついている


『……あ、杏奈です、あなたは……』


私が話しかけると、ギャルは更に興奮して鼻の穴が広がっている


「あたし、早苗!三宅早苗です」


三宅……?
もしかして……の予感は的中


「いつも、うちの兄がお世話になってます、兄共々これからもよろしくお願い致します」


そう言って勢いよく頭を下げる早苗さん
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