新社会人の私と不機嫌な若頭



『こんにちは』


控え室を覗けば
煌びやかに着こなすお姉さま達


「あら?杏奈ちゃんじゃない」
「元気だったの?」
「遊びに来てくれたの?」


そう言って、私の側に寄ってきてくれる


『今日、お世話になります』


そう言うとお姉さま達は
私を歓迎してくれた


1年ちょっとしか働いてなかったけど
こんなにも温かいのかと思うと
また働きたくなってしまった


私は昔のように支度をする


「おはよん、やった、杏奈ちゃんとまた働けるね」


そう言って私の隣に座る美沙さん


『久しぶりだから、不安です』


そう……不安。
だって……俊太郎さんとの事があってから涼介さん以外の男性と接触する事が丸っきり少なくなった
大丈夫なんだろうかと思う


「大丈夫、ダメだと思ったら引っ込んじゃっていいからさ」

美沙さんの言葉に
少しだけホッとする
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