新社会人の私と不機嫌な若頭
涼介さんの手が優しく
触れるところ、全てが心地よく思えた
『……んっ…。……あっ…』
そんな声が漏れる
それが恥ずかしく思えて
口元を手で覆う
けど、涼介さんはそれを許してくれない
私の手を出し握りしめてくれて
「キス……できないだろ?」
そう言って、またキスをする
頭がぼーっとしちゃうくらい
甘くて優しく……
愛しそうに私を見て、またキス
私の唇から離れた涼介さんの唇は
首筋、鎖骨、胸へと降りていく
その間も私の手は涼介さんの手に包まれていて、なんだかくすぐったく思えた
涼介さんに愛されるのが
こんなにも幸せで、心地いい
幸せすぎて……涙が出ちゃう。
その涙も涼介さんは唇で拭ってくれる
「……加減出来なかったら、悪いな」
そう言って、私の身体を愛してくれる
『んっ…、っ……し、しなくて……いい』
『あっ。……かげ…ん、しなくて…いい』
涼介さんの頬に手を当てると
優しく笑って私の手にキスをした
どのくらい時間がたったのかはわからない
けど、眠りについたのは朝
それだけはなんとなく覚えていた。