オトナな部長に独占されて!?
目を丸くして隣を見ると、運転中の彼の横顔には、いつもと違う笑みが浮かんでいた。
口の端がニヤリとつり上がって、なんだか意地悪。
私が恥ずかしがったり、驚いたり、慌てたりする様が、楽しいと言いたいみたい。
もしかして私、弄ばれてる?
手の平で転がされてる?
く、悔しい……。
男には負けたくないのに……。
ドキドキと速い心拍数の中で、『私はどう足掻いても葉月部長に勝てないのか?』と、自分に問いかける。
その直後に『そんなことない!』と心で叫んだ。
共に戦えそうな女性だということが、彼が私を好きになった理由だと前に言われた。
だから私は、これからも戦う。
仕事も恋愛も、全力で戦う。
赤信号で停車した時、葉月部長が視線を私に流した。
余裕のイケメンスマイルを浮かべる彼に、私は挑戦的な笑みをお返しして、さらに宣戦布告する。
「私、負けませんから」
「え?」
「いつか絶対に、立場をひっくり返してあげるんだから。覚悟してよね、紳一郎さん」
【終わり】
蛇足感が否めないアフターストーリーとなってしまいましたが、お楽しみいただけたでしょうか?
お付き合い下さった読者様、ありがとうございました。
この物語はこれで終わりとさせていただきます。
新作オフィスラブ妄想中です。
公開しましたら、ファンメにてお知らせさせていただきたく思います。
新作でも皆様にお会いできますように……。


