純恋イケメンガールを好きになる!





真っ直ぐ、力強い瞳が俺を見据える。



「信頼の意味、履き違えてはいけないよ。」



信頼の、意味。



「確かに君は、みんなに嘘をついていた。…………だけど、それだけの話だろ?」


「そっ、それだけって……!」


「一つ嘘をついた、たったそれだけだ。本当の信頼関係は、そんなくだらない嘘一つで切れるほど脆くはないよ。」



グッと、手のひらを握り込んだ。



この人はすごい。


俺の人生が180度変わるぐらいのことを、この人は”くだらない嘘“で片付けてしまうんだから。



「……許して、もらえますかね?」



ふと、不安が口を出た。



「大丈夫だよ。」



その言葉はやっぱり力強くて、それだけで勇気をもらえたような気がした。





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