嘘から始まる運命の恋
カイがどうする、と言うように私を見た。
まあ、面と向かい合うよりも、別れ話を切り出しやすそうかも。
私がうなずくと、カイが店員さんにうなずいた。
「こちらへどうぞー」
店員さんに案内されて、私とカイは奥のカウンター席に並んで座った。
「なに飲む?」
カイがメニュー表を広げて私の前に置いてくれた。
飲みたいと言った手前、やはりアルコールを頼まなければいけないだろう。それに、正直言うと、飲む時間だけ嫌なことを先延ばしできるんじゃないかって淡い期待もしている。いくら体目当てのサイテー男とはいえ、妹(の体?)を想ってくれている男を、妹のフリをして振ろうとしているんだから。その罪悪感を薄めるにはアルコールの力がもっと必要だ。
「じゃあ、私はピーチツリー」
「俺はジンライムにしようかな。つまみもなにか頼む?」
「そうねぇ……」
メニューをめくると、おいしそうな写真がパッと目に飛び込んできた。こういう居酒屋も実は久しぶりだ。罪悪感と緊張であまり夕食を食べられなかったので、なんだかお腹が空いてきた。
まあ、面と向かい合うよりも、別れ話を切り出しやすそうかも。
私がうなずくと、カイが店員さんにうなずいた。
「こちらへどうぞー」
店員さんに案内されて、私とカイは奥のカウンター席に並んで座った。
「なに飲む?」
カイがメニュー表を広げて私の前に置いてくれた。
飲みたいと言った手前、やはりアルコールを頼まなければいけないだろう。それに、正直言うと、飲む時間だけ嫌なことを先延ばしできるんじゃないかって淡い期待もしている。いくら体目当てのサイテー男とはいえ、妹(の体?)を想ってくれている男を、妹のフリをして振ろうとしているんだから。その罪悪感を薄めるにはアルコールの力がもっと必要だ。
「じゃあ、私はピーチツリー」
「俺はジンライムにしようかな。つまみもなにか頼む?」
「そうねぇ……」
メニューをめくると、おいしそうな写真がパッと目に飛び込んできた。こういう居酒屋も実は久しぶりだ。罪悪感と緊張であまり夕食を食べられなかったので、なんだかお腹が空いてきた。