嘘から始まる運命の恋
私の言葉に、カイが「え?」とこちらを見た。
「ライブを聴いて思ったけど、あれは趣味でやってるってレベルじゃなかった」
私の褒め言葉に、カイが照れたように人差し指で頬を掻く。
「ありがとう」
「練習はどうしてるの?」
「みんな仕事があるから、夜とか土日とかに」
「美容院は土日も営業するでしょ?」
「うん、まあ」
「忙しそうなのに、すごいね」
「好きなことだからね」
カイが笑顔になった。
「そんなに好きなんだ」
「ああ、大好きだ」
笑顔がさらに大きくなった。そのうれしそうな表情が眩しい。
ああ、本当にアルトサックスが、ジャズが、ジャズバンドが好きなんだな。好きなものを好きって言えて夢中になれる環境にいるなんて羨ましい。
「ずっとサックスのこと、好きだった?」
「え?」
カイが小首を傾げた。
「私、ピアノの先生の厳しさに負けて、一度はピアノが嫌いになったの」
だから高校時代はピアノから離れたのだ。
「ライブを聴いて思ったけど、あれは趣味でやってるってレベルじゃなかった」
私の褒め言葉に、カイが照れたように人差し指で頬を掻く。
「ありがとう」
「練習はどうしてるの?」
「みんな仕事があるから、夜とか土日とかに」
「美容院は土日も営業するでしょ?」
「うん、まあ」
「忙しそうなのに、すごいね」
「好きなことだからね」
カイが笑顔になった。
「そんなに好きなんだ」
「ああ、大好きだ」
笑顔がさらに大きくなった。そのうれしそうな表情が眩しい。
ああ、本当にアルトサックスが、ジャズが、ジャズバンドが好きなんだな。好きなものを好きって言えて夢中になれる環境にいるなんて羨ましい。
「ずっとサックスのこと、好きだった?」
「え?」
カイが小首を傾げた。
「私、ピアノの先生の厳しさに負けて、一度はピアノが嫌いになったの」
だから高校時代はピアノから離れたのだ。