恋に落ちるなら君がいい
どの姿さえも
そう…
守ってやりたい。
そんな風に感じていた。
これが恋だと言うなら…。
立ち上がり
社長室を飛び出すと
エレベーターに乗り彼女のいる3階のフロアーへと向かった。
驚き、頭を下げる人々の間を通り抜け
真っ直ぐに
彼女のいる広告部の扉を開けると
視線が一気に集まった。
パソコンの画面を見ていた彼女は驚いたように俺を見て立ち上がった。
「…社長?」
恋だと知った途端に
俺を呼ぶ声さえも愛おしく感じてしまう。
周りの目も気にせずに彼女の前に立ちはだかると
彼女は少し困ったような笑顔を浮かべて
言葉を探しているようだった。
避けられていたから
こんなに間近で澪の顔を見たのは久しぶりだった。