双姫 Ⅱ

一番怒ると怖いのは?



『う……朝…?』


微かにカーテンの
隙間から光が見え、身じろぐ。


『イッ!痛い…。』


下腹部に鈍い痛みが走り、
昨日の夜の事を思い出した。

隣には私が気を失うまで抱いた張本人が
スヤスヤと眠っている。


『ふ、服…。』


床に散らばる服を取ろうと
ベッドから降りようとした時


バタン!


足腰に力が入らなくて落ちてしまった。


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