双姫 Ⅱ


「う……え、朱音?」


見ると驚いた顔をしている類。


もしかして覚えてない?


『類…昨日の事覚えてる?』


とりあえず隠しながら服を着て、
床に座ったまま質問する。


「所々しか…。」


『そっ…か。』


分かってたけどちょっとショックだった。


「ごめん…。」


『え…?』


なんで謝るの?


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