バンテスト魔法書の保持者
学園の中にあるマップを確認して、講堂に向かう。


今は私とリオウは別行動だ。


なぜかというと、リオウと一緒にいると女子生徒から良くない目線を向けられるから。


私が離れた途端、リオウは女子生徒に囲まれて大変そうだったけど放置した。


助けるの面倒くさいし、必要なさそうだから。


入学式は、どでかい講堂で行われる。


講堂に入ると、椅子がずらり。


自由席‥‥‥か。


だけど、自由じゃないか。


ぐるりと見渡せば、一目でわかる。


ここの学園では、ネクタイピンにジュエルが付いていて、クラスごとにそのジュエルの色が違う。


例えば、リオウのいるSクラスは白銀。

Aが金、Bが赤、Cが青、Dが緑、Eが薄紫。

そして、私のいるFクラスは色がなく透明。


ネクタイピンは、必ずネクタイに付けることが規則だ。


前からSクラスで、後ろがFクラス。
順位が上の人が前で、下の人が後ろ。


これじゃあ、自由席の意味ないんじゃ?


とりあえず、一番後ろの隅っこに座る。


新入生代表は、1位の人か。


1位って誰だっけ?


「‥‥‥‥あの」


「?」


隣から声がして、そっちを向いた。


すると、メガネをした女の子がいた。


色素の薄い茶色の髪を1つの三つ編みにして左肩から流れている。

綺麗な緑色の瞳が印象的な女の子だ。

身長は、同じくらいか。


「お隣、よろしいでしょうか?」


「‥‥‥‥(コクリ)」


私が首を縦にふると、嬉しそうな顔をして隣に座った。


「あの、お名前は?」


「‥‥‥‥リューラ」


透明のジュエル‥‥‥同じFクラスか。
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