バンテスト魔法書の保持者
入学式が終わり、各自寮に向かう。


寮では、学年順位がいいほどいい部屋を貰えるらしい。


寮にいる先生に、名前を言ってカギを貰う。


「‥‥‥Fクラス、リューラ」


「はい、Fクラスのリューラさんですね。私はハンラルト学園保険医のミミル・タールです。よろしくね。三階の301号室です」


「‥‥‥ありがとうございます」


受付って保険医の先生がしてるのか?


カギを受け取り、301号室に向かう。


ドアを開けると、3人分のベッドと机。


‥‥‥3人部屋、結構広い。


部屋の中にある私の荷物(教会から持ってきた)が部屋に置いてある。


衣類、お気に入りの本などの私物が入っているダンボール。


〈リューラ様〉とかかれた紙がダンボール張ってあるから間違いないだろう。


部屋には他に、同室の生徒のだろう大きいスーツケースが2つ。


〈ランナ・クオーク様〉
〈ルシータ・マカロス様〉とかかれている。


クオークとマカロス‥‥‥


聞いたことないから有名な貴族ではなさそう。


ガチャ


「あれ?あなた、早いわね」


突然、部屋のドアが開いたせいか、ドアが開いたのと同時に自然と後ろに下がった。


入ってきたのは、綺麗な女子生徒だった。


サラサラの長い青の髪に、同じく青い瞳。


身長は高めで、大人びた雰囲気だ。


「‥‥‥‥初めまして」


「始めまして。ランナ・クオークよ。あなたの名前は?」


「‥‥‥‥リューラ」


「リューラね。姓はなに?」


「貴族じゃない」


「あら、そうなの?」


驚いたようで目を見開くクオークさん。


「ランナさん、貴族?」


「ランナでいいわよ。そうよ。でも、下級貴族だけどね」
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