バンテスト魔法書の保持者
学園第1コロシアム 午前2時30分
私は控え室でシンルスと戯れていた。
「クゥ~ン」
ああ~シンルスの毛、モフモフだぁ~
至福!!
『リューラ』
「ん?」
『俺、頑張る』
ズッキューーーン!!
とても強くて綺麗な目。
私の友はなんてカッコよくて可愛いんだ!!
ぬぬぬ、キュン死にしそう‥‥‥
『シンルスーーー!!』
心の中で、表では出さないような大きな声でシンルスを呼ぶ。
そしてガバッと抱きついた。
スリよってきてくれるから、んもう余計に溜まらない。
「リューラ、キャラが可笑しいぞ」
「あ、リオウ」
控え室の扉が開き、呆れたような顔をしたリオウが入ってきた。
「私の、キャラ?」
「表情が緩みっぱなしだ」
別に好きで無表情なわけじゃない。
自然とそうなっちゃうだけ。
リオウといる時はよくかわってる‥‥‥
と、思う。
「リューラ」
「?」
リオウの方に顔を向けると、首に何かをかけられた。
「よく似合っている」
優しい目で私にそういうリオウ。
かけられたモノを見ると、銀の金具に宝石のような透き通る蒼の石が埋め込まれたペンダントだった。