バンテスト魔法書の保持者
あれは、私の魔力の影響を受けた精霊。


ファルファラ族は精霊に影響を与えやすく、また影響されやすい。


魔力は常に身体の内にあるわけじゃなく、外にも流れ出ている。


私が喜びを感じたりすると、さっきみたいに普段目に見えない精霊が私の魔力の影響を受けて輝きを放つ。


まるで精霊も一緒に喜んでくれてるのように。


「まぁ、精霊に影響を与えるくらい喜んでくれたということだろう。喜んでもらえて、俺も嬉しい」


綺麗に嬉しそうに微笑むリオウ。


う、リオウ、綺麗すぎる‥‥‥


14歳に見えない。


というか、同い年に見えない。


イケメン怖い‥‥‥‥


「リューラ」


「リューラさ~ん、こんにちわ」


「リューラちゃん!」


リオウに見惚れていると、控え室のドアが開いた。


そこから、ランナ、ルシータ、ルリの順番で入ってくる。


「あら?リオウも来てたのね」


「リオウさんも、こんにちわ~」


「ああ」


ランナとルシータはいつも通りだけど、ルリはリオウを見た瞬間固まった。


「ルリ?どうしたの?」


「え!?あ、いや、大丈夫!」


ランナに声をかけられて頭を大きく振るルリ。


本当に大丈夫なのかな?


「リューラさん」


「!」


突然、背中からルシータがもたれかかるようにして抱きついてきた。


嫌な感じはしない‥‥‥


なんか、あったかい‥‥‥
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