バンテスト魔法書の保持者
「今日は気をつけてくださいね?試合とはいっても、オシレット先輩は危険な匂いがプンプンしますから」


「そうよ、リューラ。ちょっと記録見てみたけど、あの先輩ヤバいわよ。気をつけてね」


「ん」


ランナとルシータに微笑む。


友達、友達。


友達って、いいな。


「あ、リューラが笑った」


「‥‥‥別に、私だって、笑う」


「フフフッ」


「む~」


ちょっと照れる‥‥‥


ピンポンパンポン


『これから試合を始めます。

     1年Fクラス リューラ 

 コロシアムに入場してください』


放送がなり、コロシアム入り口の扉が開く。


よし、ちょっと頑張ろう。


「リュ、リューラちゃん」


ずっと黙っていたルリが、意を決したように私の名前を呼んだ。


なんか、話しかけてるだけですごい気合い。


「?」


「頑張ってね!」


ニッコリと花が咲いたように笑うルリ。


か、可愛い‥‥‥


「ん、いってきます」


「ウォーン」


リオウ達に手を振って、シンルスと共にコロシアムの広場に入っていった。










「リューラさん、大丈夫かしら?」


「リューラちゃんなら大丈夫だよ!」


「ええ。リューラは強いもの」


「何事もなければいいが‥‥‥」


「リオウさん?」


「何事もって?」


「いや、気にしないでくれ。」


「じゃあ、私達は観覧席に行きましょ」


「ああ」 「うん」 「はい」


どこかワクワクとした3人の中、リオウだけは眉を寄せてリューラの行った扉を見ていた。









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