バンテスト魔法書の保持者
まだ、まだだ。


まだ遅い。


「〈加速〉」


「〈加速〉」


もっと、もっと速く、速く!


ギン!!


お互いに剣を弾いて、後ろに飛ぶ。


そして魔法を展開させる。


一瞬の遅れが命取り。


「〈ウォータートルネード〉
魔法強化〈ウォーターチャージ〉」


「〈ウィングカッター〉
魔法強化〈ウィングチャージ〉」


発動させた複数の水の竜巻。


それはオシレット先輩が無数の風のカッターによって切り裂けかれて消える。


「〈ダークライトニング・ハイサンダーボルト〉
魔法強化〈サンダーチャージ〉」


「精霊よ、我を守りし力をここに‥‥‥
〈ホーリーバリア〉!」


頭上に複数の魔法陣。


雷・光・闇属性を一斉に発動させてる。


光と闇の落雷が落ちてくる。


それはバリアとぶつかり、バリアがパキパキと音を立てながらひびを入れていく。


バリアが‥‥‥壊れる!!


「あぁぁぁあっ!!」


身体に強烈な痛みがはしる。


痛い、熱い、痛い‥‥‥


衝撃が収まると、私は膝をつく。


何とか気を保ち、ボンヤリとオシレット先輩の方を向く。


すでに剣を構えてこっちに向かってきていた。


避けられない‥‥‥


身体が動かない‥‥‥


負ける‥‥‥


「ウォーーン!!!」
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