きみへの想いを、エールにのせて
こんなこと、あるんだ……。
「あっ、あのっ……」
彼と会話を交わせるチャンスなんて、二度とないかもしれない。
「明日も作るんです。よかったら……」
と言いながら、声が小さくなっていく。
また来てほしいなんて、私の勝手な願望なわけで、彼はそこまでして欲しいわけではないだろう。
でも……。
「ホント? でも、またこのくらいの時間になっちゃうかもしれないな」
来て、くれるの!?
結城君の言葉を聞いてテンションがマックスになった私は、普段使ってないような脳細胞まで総動員してあれこれ考え……。
「予約」
「ん?」
隣の理佐が変な顔をしたけれど、この際無視させていただこう。
「予約を承ります」
そんなことしたことがなかったけれど、口が勝手に……。
「茜」
小声で理佐が私を制したけれど、今は許して。