きみへの想いを、エールにのせて
「チョコちゃんが応援してくれるの、本当にうれしくて」
「えっ?」
「1500で復帰すると決めたのも、チョコちゃんのおかげ」
ほらやっぱり。
私が余計なことを言ったから、彼は無理して故障したんだ。
真夜さんの言う通り、私は邪魔をした。
「復帰してみたら、楽しかった。泳ぐってこんなに楽しいんだって」
そっと彼の顔を見上げると、視線が絡まる。
そして彼は優しく微笑んだ。
「俺……1500でまた腰をやっちまったとき、すごくイライラしてて、チョコちゃんにまでひどいことを言った」
「そんなことない。そんなことないよ!」
結城君は小さく首を振る。
「それなのに、ずっと応援してるって言ってもらえて、どれだけうれしかったか」
「結城君……」
「俺がまたケガしちまったのは、チョコちゃんのせいなんかじゃない」