きみへの想いを、エールにのせて
「それに、もし水泳部がなくなっても、俺は泳ぎ続けるって決めたから」
「ホントに?」
「でも、やっぱりリレーは組みたかったなぁ。あの感動は、何度でも味わいたい」
中学時代も、彼のリレーへの思い入れは強かった。
個人競技だからこそ、仲間と力を合わせて勝ち取ることができる唯一の種目、リレーを大切にしている彼の姿は、輝いていた。
ひとりでも欠けたら出場できないことは、彼自身が一番わかっている。
そして、自分の故障で出場できなかった悔しさを、今でも胸に秘めているに違いない。
「まだあきらめないで。頑張って勧誘するから」
「うん、ありがとう。全中のリレー出たくて叶わなかったから、本当はインターハイで目指せるといいんだけど。でも、無理するな」