きみへの想いを、エールにのせて
最後のクロールの選手が必死に食らいつき、そのまま2位でフィニッシュした。
「すごい」
1位は逃したものの、きん差での2位。
それに、最後の選手を深いプールから引っ張り上げ、ハイタッチしている4人の姿を見て、また感動の涙があふれた。
競泳は、基本個人競技だけど、普段苦しい練習を共にしているから、こういう時に団結力を発揮するのかもしれない。
そして結城君はいつものようにプールに一礼すると、自分のチームの応援しているブースにも一礼した。
やっぱり礼儀正しい姿に、胸がキュンと疼く。
感動で手が震えてしまうほど、大興奮、だった。
まさか金づちの私が、競泳にはまるなんて思ってもいなかった。
でも、競泳の世界に触れることができて、幸せ。