きみへの想いを、エールにのせて
感動の余韻を楽しんだ後、興奮しすぎて喉が渇いた私は、自販機のブースにジュースを買いにいくことにした。
「どれにしようかな……」
なににしようか迷っていると……。
「あれ?」
その声に振り向くと、なんとそこには結城君が立っていた。
「やっぱりそうだ。チョコチップクッキーの子」
「はい、こんにちは」
まさかこんなところで会えるなんて。
「来てくれたんだね」
「はい。リレー見ました。私……なんて言うか、もう感動して」
息継ぎすることすら忘れ、一気にまくしたてると、彼は満面の笑みを見せてくれる。
「ありがとう」
「結城君がふたり目を抜いたとき、体が震えるくらいで……」
あまりに一方的にしゃべりすぎたと慌てて口をつぐんだけれど、彼はそんなことを気にしている様子もない。