きみへの想いを、エールにのせて

「あはは」と笑う理佐だけど、これ以上は危険。
理佐と私が友達だということは、誰の目からも明らかだから、私が結城君を好きだとバレてしまう。


「単なる仲間、なんじゃない? 選手コースって、毎日毎日顔を合わせてるし、長い付き合いだから、男女の区別なく仲がいいこともあるんだって」

「雄介君も同じスイミング?」


私は未だ、雄介君の顔がわからない。


「残念ながら違うの。同じならもっと情報が入ってくるのにね」


それは残念だけど、これで十分。


「やっぱりかっこよかった?」


今度は泉が身を乗り出してくる。


「うん。すごく」


ますます好きになっちゃった。
しかも私に手まで振ってくれる優しさも、ポイントが高い。


「茜、楽しそうでいいな。私も恋しようかな」


泉はそう言いながら、にっこり笑った。


「うんうん、おすすめ」


誰かに恋をすると、毎日が楽しくなる。
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