きみへの想いを、エールにのせて

クッキーの時も試合の時もにこやかだったから、私にはこっちの方が意外。

でも、雄介君の話では、本当の結城君は私が知っている方なんだとか。
いちいち女子から話しかけられるのが面倒で、学校ではいつの間にかこうなってしまったらしい。


「榎本さん、英語の宿題……」


あれから雄介君とよく話すようになった。

英語が苦手な彼は、週末大量に出されていた英語プリントの宿題を見せてほしいとやって来た。


「いいけど、違ってるかもよ?」


一応英語は得意だけど……。


「助かる! 龍平にも、いい?」

「えっ? ……いい、けど」


結城君も?

同じクラスになってわかったのは、結城君は文武両道だということ。
成績もクラスでいつも3番以内をキープしている。
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