かわいいあなたにマフラーを
「な、何言って……!」

「いいじゃん、格好良く生徒会副会長として仕事してる姿見せたら、彼女に良いアピールになるかも知れないし。

それに、俺も仕事を分担出来て良いし」

緑木の狙いは、おそらく後者だろうと思うけど……。

まぁでも確かに、毎回会議となるとクラス代表を緑木一人に押し付けている形になっているし。
代理を立てて会議にもう一人参加させるのは、良い案かも知れない。
それが静谷じゃなくても。

「今度また、クリスマスイベントの話し合いあるだろ?
その時にさ、言ってみない?

俺の代わりに学級委員長の席に座っといてって」

「え……」

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