魔女に恋した王獣




  それは、ジンのお兄さんが死んだことを表していた



「兄貴がいなくなって、シイナが壊れた。

 兄貴がいなくなって、シイナに対する想いが強くなった。

 俺は、正々堂々戦わなかった…」




「苦しんでいるシイナに近づいて、俺を兄貴の代わりにしろって言った。

 
 でも、あいつはそんなのはできないって断ってた

 けど、どうしてもシイナの側にいたかった、だから、俺に本当に守りたいやつができるまで、それまで一緒にいてくれってたのんだ。」




  それが、ジンのできる愛しい人への愛情表現だったと思う



「ずっとシイナだけだと思ってた。
これからも、シイナしかいないと思ってた。
 そんな俺の前に現れたのがお前だった」


 そう言って、優しく頭を撫でるジン




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