チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
着いた先は病院の一室だった。
ベッドで眠る翔斗、そして今にも泣きそうな苺子ちゃんの姿があった。
翔斗は今までのケーキコンテストの疲れ、そして尚くんとの戦いでとてもやつれていて、
腕は包帯でぐるぐるで巻かれていて、その他もところどころに傷ができていた。
「苺子、翔斗は?」
「さっき治療室から出て来て、命に別状はないけど、何日も眠り続けたりしたら危ないって……
どうしよう、翔斗が目覚めなかったら……」
「苺子、そんなこと考えるな。翔斗は絶対に目を覚ますから。
ここは未桜ちゃんに任せて、俺たちは学校に戻るぞ」
『えっでも』と言って出ようとしない苺子ちゃんに、『いいから』とルイくんが押し切って出て行ってしまった。