チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
そして何も考えずにしばらく泣き続けていた時、一瞬強い風が吹いた。
「未桜ちゃん、いたっ!」
「ルイ…くんっ、翔斗は…翔斗は」
いきなり表れたルイくんに服をぎゅっと握って必死に伝えた。
「大丈夫、未桜ちゃんとりあえず無事で良かった。
翔斗は俺たちが病院に運んだだけだから」
「……ほんとに?」
「うん!本当だよ。尚は?」
「もう……大丈夫…だと思う。
だけど……あたしそのままここに走ってきちゃったから」
ルイくんはうんうんと頷きながらあたしの話を聞いてくれて
「未桜ちゃんは翔斗のいる病院に行こう、連れてってあげる」
あたしはコクンと頷いた。
すると、ルイくんはあたしをゆっくり立たせてくれて
「俺の手掴んで」
と言うと、杖を取り出したルイくんは瞬間移動の魔法をかけた。