チョコレートプリンス*きみだけをずっと*




* * *



「…桜!未桜!そんなところで寝てたら風邪ひくだろ、ったく」



頭を優しく撫でながら、誰かあたしを起こしている。



床がつめたくて、寒い。



病院のにおいがする。



「んー」



って、のんきに寝てる場合じゃない!



翔斗が目を覚ますまで起きていようと思っていたのに!



なんでいつの間にか寝てるの!!!



あたしはガバっとすぐに頭を上げた。



すると、目の前には病衣を着て起き上がっている翔斗の姿があって、とってもとっても呆れた顔をしていた。



「いったいどこで寝てんだっておい!」



そしてそのまま寝ぼけた自分に任せて、翔斗にぎゅっと抱き着いた。



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