チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
「なにこれ?」
「解毒剤の入ったチョコレート。それを実はこっそり食べてたから大量出血を避けるために俺は矢を外さなかったわけ。
苺子はそれに気づいてそのまま病院に連れてってくれたんだろう」
さすが女子はよく見てるよな~とフッと翔斗は笑っている。
「そう言えばあの時、『あっ』って言ってた」
あれはそういう意味だったんだね。
それから翔斗に尚くんのことを聞かれて、その後のことを話した。
「苺子に防御の魔法をかけてもらったとはいえ、普通に考えて危ないから。
何考えてるわけ」
おでこをツンっと人差し指で押された。
「だってもう戦って欲しくなかったから。あたしは魔法使えないから尚くんも魔法使わないでくれるかなって思って」