地獄の果てでキミを愛す
「亮太……桜に触るな!」



勢いよく扉が開いたと思ったらそこには直哉がいた。



「直哉っ……!!」



その事に安堵したのか
私の目からは涙が溢れ出てくる。


そんな私たちを交互に見つめ
亮太は小さく笑った。



「ははっ……直哉は相変わらずだね。
桜の事になると熱くなって……」

「黙れ……桜に触るなと言っているんだ!!」



直哉は亮太の肩を掴むと
そのままベッドから殴り飛ばした。

そして私を一瞥して眉を顰める。



「被ってろ」

「あっ……ありがとう」



少し乱暴に布団を被せる直哉に
お礼を言えばすぐさま彼の視線は私から逸れていく。
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