地獄の果てでキミを愛す
「俺は2人の仲をくっつけたい訳じゃないけど引き裂きたい訳でもないんだ。
君たちは2人で幸せになればいい、狂った愛を互いに交じり合わせてね」

「……帰れよ」

「言われなくても帰るさ。
それと桜、自分を解放しなよ。
分かってるだろう?自分の本当の気持ち」

「俺の女に気安く話しかけてんじゃねぇよ!!」



直哉は今にも亮太に突っ込んでいきそうな状態だ。

それを分かっていてか直哉を無視しながら
ワザとらしく私を見つめる亮太。



「お前の直哉への愛はそんなもんじゃない。
安心しなよ、狂って壊れても直哉は君を嫌ったりしない。
寧ろ……その逆かな……」



低すぎず高すぎず
心地の良い声だった。


それは不思議と
私の胸へと入り込んでくる。



「いい加減に……!?」



亮太に殴り掛かろうとした直哉。

だけどそれはピタリと止まっていた。
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