地獄の果てでキミを愛す
時間が止まった気がした。


なぜ私は亮太に押し倒されているのだろうか。

そんな疑問も消えていく。



「俺は……自分の為に桜を監禁させる様に仕向けた。
直哉は利用しているに過ぎないんだよ」

「ど、どういう事……」

「んー……まあいいか」



亮太はクスクスと笑うと
寝そべっている私の唇を指でなぞる。



「スキダヨ、桜」

「……は?」



突然の告白に私は目を丸めた。



「俺はお前が好きなの。だから直哉に監禁させた。
アイツはやっぱ才能持ってたわ、俺の見込み通り」



悪戯が上手くいったかの様に笑いながら
私に顔を近づけてくる。


そんな亮太を他人事のように眺めた。
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