Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】
なんで此処に!?


みんなの姿は見るからにボロボロで、聞かずとも喧嘩した後だと解った。


此処に居るという事は、もしかして慎と一緒に倉庫の外で待機してくれてた……?


その推測が脳裏を過ぎったその時、


「凛音!今だ!逃げろ!」


中田の叫声が再び倉庫内に響き渡った。


「……っ、」


そうだ。

みんなに気を取られている今がチャンス。


早く逃げないと……!


そう思うよりも先にあたしは真横に居た充くんの手を取っていた。


「充くん!早く!」


力一杯手を引いたせいか充くんの身体がゆらり、前方に傾く。


──その時だった。








「待てよ、充。お前、まだこんな茶番劇続けるつもりか?」








──耳に飛び込んできたのは、チヒロの呆れ果てた声。
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