Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】
……本当、なんだ。
本当に白狼が、鳳皇の傘下が遊大を……。
それを脳で理解した瞬間、色んな感情が疾風の如くあたしの脳内を駆け巡っていった。
“……アイツが、お前に何かしたのか?”
──繁華街で十夜と会った時、遊大はどんな気持ちであたしと十夜を見ていた?
“まさかお前が鳳皇と関わっていたとは思わなかった”
──あたしと鳳皇の関係を聞いた時、遊大はどんな気持ちだった?
“それでもあたしは鳳皇から離れなかった。一緒に居たいという欲望を優先して、全てを隠し通した”
──あたしが鳳皇との関係を説明した時、遊大はどんな気持ちで聞いてた?
一体、どんな気持ちで……。
「……っ、そんなの……」
決まってるじゃない。
きっと、凄くショックだった筈だ。
凄く凄くショックだった筈。
自分を怪我させた白狼。
その白狼は鳳皇の傘下。
そして、その敵とも呼べる人達とあたしが関わっていた。
そんなの、傷付かない訳がない。
鳳皇とあたしの関係を知った遊大は、一体どんな気持ちであたしと接していたのだろう。
「──残酷だよな。親しかった人間が怪我させた奴等の仲間になってたんだから」
「……っ、」