政略結婚から助けてくれたのは御曹司様


『…ありがとうございます、私…でいいのなら、ずっと斗真さんの側にいたいです。わ、私、恋愛した事ないし…やってみたい事もたくさんあるんですっ!…斗真さんと出来たらって…』



志津香はみるみるうちにまた顔を赤くし
しまいには両手で顔を覆った



いやいや、何をやりたいんだ?
そんな真っ赤になって言うのは反則だ



「志津香は…何がしたい?」


顔を赤くしている志津香の耳元で言う
志津香は顔を覆いながら
笑わないでくださいね?と話し出した




『…水族館に行ったり、…ドライブ行ったり…、ドライブしたり…、あ、あと買い物に行って、カフェでお茶したり…』



志津香が言う、やってみたいことは
誰もが普通にするデートだ


志津香はそれもやった事がないんだ


「それと…夜景見たりとか……、」



と、歯切れの悪い終わり方をした
まだあるんだと思ったが
待てど、志津香の口から言葉は出ず

もう、いいです、と強制的に止めた
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