政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
「先に入っててください。準備したら私も入りますから…」
俺から離れていく志津香
本気なのか?
自分から言っておいて不安になった
「志津香、無理してるならやめよう。正直言うと、一緒に風呂なんか入ったら、流石に我慢できない事もある」
いや、我慢できない
我慢できる自信がない
だから、もう少し危機感を持ってくれ、と言いたかったが、
それすら言わせてくれない
『…が、我慢してるのは…、と、斗真さんだけ…じゃ、ありませんから』
そう言って志津香はクローゼットがある寝室へ行ってしまった
残された俺は……多分、顔が真っ赤だ
久しぶりに恋した俺は
なんだか恋愛初心者な気分だ
年下の志津香にうまく転がされているのかと思ってしまう
「…いいのかよ?」
リビングにひとり、独り言を吐いた
半信半疑だったが
このチャンスを逃すまいと、
俺はバスルームへ向かった
バスルームに向かう途中
やはり顔がにやける
2ヶ月、我慢していたが
志津香に出逢ってから、女関係を絶った