政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
お風呂から上がると
やはり志津香は無言だった
お風呂で何かしでかしたわけじゃない
志津香に対して、何かをやらかした訳でもない
『は、恥ずかしいから…見ないで…』
見たいという気持ちを抑えながら
志津香に嫌われたくなくて見ないようにしていた
チラッと見えてしまった志津香の背中に
俺は欲情してしまった
抑えろ、抑えろ、と必死で耐えた
だから無言になってしまったのは事実
だからか、何とも言えない雰囲気だ
こんなことなら、一緒に風呂に入りたいっと言わなければよかった、と後悔した
はぁー…と、ため息をついた
これ以上、志津香に嫌われたくないと思い、リビングにいた志津香に先に寝る、と言って寝室に入った
本当に恋愛初心者かよ、と思う
恋愛でこんなにも自分の不甲斐なさに
嫌気がさしてしまった